クラスター内のアプリケーションにアクセスするために外部IPアドレスを公開する
このページでは、外部IPアドレスを公開するKubernetesのServiceオブジェクトを作成する方法を示します。
始める前に
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kubectlをインストールしてください。
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Kubernetesクラスターを作成する際に、Google Kubernetes EngineやAmazon Web Servicesのようなクラウドプロバイダーを使用します。このチュートリアルでは、クラウドプロバイダーを必要とする外部ロードバランサーを作成します。
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Kubernetes APIサーバーと通信するために、
kubectl
を設定してください。手順については、各クラウドプロバイダーのドキュメントを参照してください。
目標
- 5つのインスタンスで実際のアプリケーションを起動します。
- 外部IPアドレスを公開するServiceオブジェクトを作成します。
- 起動中のアプリケーションにアクセスするためにServiceオブジェクトを使用します。
5つのPodで起動しているアプリケーションへのServiceの作成
- クラスターにてHello Worldアプリケーションを実行してください。
apiVersion: apps/v1
kind: Deployment
metadata:
labels:
app.kubernetes.io/name: load-balancer-example
name: hello-world
spec:
replicas: 5
selector:
matchLabels:
app.kubernetes.io/name: load-balancer-example
template:
metadata:
labels:
app.kubernetes.io/name: load-balancer-example
spec:
containers:
- image: gcr.io/google-samples/node-hello:1.0
name: hello-world
ports:
- containerPort: 8080
kubectl apply -f https://k8s.io/examples/service/load-balancer-example.yaml
上記のコマンドにより、 Deploymentを作成し、ReplicaSetを関連づけます。ReplicaSetには5つのPodがあり、それぞれHello Worldアプリケーションが起動しています。
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Deploymentに関する情報を表示します:
kubectl get deployments hello-world kubectl describe deployments hello-world
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ReplicaSetオブジェクトに関する情報を表示します:
kubectl get replicasets kubectl describe replicasets
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Deploymentを公開するServiceオブジェクトを作成します。
kubectl expose deployment hello-world --type=LoadBalancer --name=my-service
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Serviceに関する情報を表示します:
kubectl get services my-service
出力は次のようになります:
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE my-service LoadBalancer 10.3.245.137 104.198.205.71 8080/TCP 54s
備考:type=LoadBalancer
のServiceは外部のクラウドプロバイダーによってサポートされており、ここでは扱いません。詳細はこちらのページを参照してください。備考: 外部IPアドレスが<pending>と表示されている場合は、しばらく待ってから同じコマンドを実行してください。 -
Serviceに関する詳細な情報を表示します:
kubectl describe services my-service
出力は次のようになります:
Name: my-service Namespace: default Labels: app.kubernetes.io/name=load-balancer-example Annotations: <none> Selector: app.kubernetes.io/name=load-balancer-example Type: LoadBalancer IP: 10.3.245.137 LoadBalancer Ingress: 104.198.205.71 Port: <unset> 8080/TCP NodePort: <unset> 32377/TCP Endpoints: 10.0.0.6:8080,10.0.1.6:8080,10.0.1.7:8080 + 2 more... Session Affinity: None Events: <none>
Serviceによって公開された外部IPアドレス(
LoadBalancer Ingress
)を記録しておいてください。 この例では、外部IPアドレスは104.198.205.71です。 また、Port
およびNodePort
の値も控えてください。 この例では、Port
は8080、NodePort
は32377です。 -
先ほどの出力にて、Serviceにはいくつかのエンドポイントがあることを確認できます: 10.0.0.6:8080、 10.0.1.6:8080、10.0.1.7:8080、その他2つです。 これらはHello Worldアプリケーションが動作しているPodの内部IPアドレスです。 これらのPodのアドレスを確認するには、次のコマンドを実行します:
kubectl get pods --output=wide
出力は次のようになります:
NAME ... IP NODE hello-world-2895499144-1jaz9 ... 10.0.1.6 gke-cluster-1-default-pool-e0b8d269-1afc hello-world-2895499144-2e5uh ... 10.0.1.8 gke-cluster-1-default-pool-e0b8d269-1afc hello-world-2895499144-9m4h1 ... 10.0.0.6 gke-cluster-1-default-pool-e0b8d269-5v7a hello-world-2895499144-o4z13 ... 10.0.1.7 gke-cluster-1-default-pool-e0b8d269-1afc hello-world-2895499144-segjf ... 10.0.2.5 gke-cluster-1-default-pool-e0b8d269-cpuc
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Hello Worldアプリケーションにアクセスするために、外部IPアドレス(
LoadBalancer Ingress
)を使用します:curl http://<external-ip>:<port>
ここで、
<external-ip>
はServiceの外部IPアドレス(LoadBalancer Ingress
)で、<port>
はServiceの詳細出力におけるPort
です。minikubeを使用している場合、minikube service my-service
を実行することでHello Worldアプリケーションをブラウザで自動的に 開かれます。正常なリクエストに対するレスポンスは、helloメッセージです:
Hello Kubernetes!
クリーンアップ
Serviceを削除する場合、次のコマンドを実行します:
kubectl delete services my-service
Deployment、ReplicaSet、およびHello Worldアプリケーションが動作しているPodを削除する場合、次のコマンドを実行します:
kubectl delete deployment hello-world
次の項目
connecting applications with servicesにて詳細を学ぶことができます。