SCを使用したサービスカタログのインストール
サービスカタログは kubernetesクラスターで稼働するアプリケーションが、クラウドプロバイダーによって提供されるデータストアサービスのように、外部のマネージドソフトウェアを容易に使えるようにするための拡張APIです。
サービスカタログを使用することでサービスブローカーが提供するマネージドサービスを、それらのサービスがどのように作成されるか、また管理されるかについての知識を無しに、一覧表示したり、プロビジョニングや使用をすることができます。
GCPのService Catalog Installerツールを使うと、Kubernetesクラスター上にサービスカタログを簡単にインストール・アンインストールして、Google Cloudのプロジェクトに紐付けることもできます。
サービスカタログ自体は、Google Cloudだけではなく、どのような種類のマネージドサービスでも動作します。
始める前に
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サービスカタログの基本概念を理解してください。
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Go 1.6+をインストールして、
GOPATH
を設定してください。 -
SSLに関するファイルを生成するために必要なcfsslツールをインストールしてください。
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サービスカタログを使用するには、Kubernetesクラスターのバージョンが1.7以降である必要があります。
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kubectlのインストールおよびセットアップを参考に、v1.7以降のkubectlをインストールし、設定を行ってください。
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サービスカタログをインストールするためには、kubectlのユーザーがcluster-adminロールにバインドされている必要があります。正しくバインドされていることを確認するには、次のコマンドを実行します。
kubectl create clusterrolebinding cluster-admin-binding --clusterrole=cluster-admin --user=<user-name>
ローカル環境にsc
をインストールする
インストーラーは、ローカルのコンピューター上でsc
と呼ばれるCLIツールとして実行します。
go get
を使用してインストールします。
go get github.com/GoogleCloudPlatform/k8s-service-catalog/installer/cmd/sc
これで、sc
がGOPATH/bin
ディレクトリー内にインストールされたはずです。
Kubernetesクラスターにサービスカタログをインストールする
まず、すべての依存関係がインストールされていることを確認します。次のコマンドを実行してください。
sc check
チェックが成功したら、次のように表示されるはずです。
Dependency check passed. You are good to go.
次に、バックアップに使用したいstorageclass
を指定して、installコマンドを実行します。
sc install --etcd-backup-storageclass "standard"
サービスカタログのアンインストール
Kubernetesクラスターからサービスカタログをアンインストールしたい場合は、sc
ツールを使って次のコマンドを実行します。
sc uninstall
次の項目
- サービスブローカーのサンプルを読む。
- kubernetes-incubator/service-catalogプロジェクトを探索する。