1 - Kubeadm
kubeadmは、kubeadm init
やkubeadm join
などのコマンドを提供するツールで、Kubernetesクラスターを構築する上でのベストプラクティスを反映した「近道」を提供するものとして開発されました。
kubeadmは実用最小限のクラスターをセットアップするための処理を実行します。設計上、kubeadmはブートストラップのみを行い、マシンのプロビジョニングは行いません。同様に、Kubernetesダッシュボード、モニタリングソリューション、クラウド向けのアドオンなど、あれば便利でもなくても支障のない各種アドオンのインストールも範囲外です。
その代わりに、高度な特定用途向けのツールはkubeadmをベースに構築されることが期待されています。理想的には、すべてのデプロイのベースとしてkubeadmを使用することで、適合テストに通るクラスターを簡単に作れるようになります。
インストール方法
kubeadmをインストールするには、インストールガイドを参照してください。
次の項目
- kubeadm initを使用して、Kubernetesのコントロールプレーンノードをブートストラップする
- kubeadm joinを使用して、Kubernetesのワーカーノードをブートストラップし、クラスターに参加させる
- kubeadm upgradeで、Kubernetesクラスターを新しいバージョンにアップグレードする
- kubeadm configを使用して、kubeadm v1.7.x以前で初期化されたクラスターを、
kubeadm upgrade
を利用できるように設定する - kubeadm tokenで、
kubeadm join
のためのトークンを管理する - kubeadm resetを使用して、
kubeadm init
またはkubeadm join
でホストに行われた変更を元に戻す - kubeadm versionで、kubeadmのバージョンを表示する
- kubeadm alphaで、コミュニティからのフィードバックを集めるために有効にされた各種機能を試用する